雑多

日記です。

たすきがけとスープ

 今朝も遅起き。早く起きて全日本大学駅伝を1区からみようと思ったのだが、失敗。起きたら東洋大学の今西選手が力走していた。一応、録画はしてあったので後で相澤選手の区間新のいい走りもちゃんと見た。昨晩早く寝るつもりが気づいたら2時を回っていた。体によくない。ダイエットにも影響がある。今日は早く寝る。

 駅伝というのを見始めて今年で5年目になる。2,3年前までは東日本実業団駅伝を観に、早朝から出かけて行ったものだ。今年も行くか悩んだのだが、どうも遠出をする元気がなかったので見送った。大学駅伝よりは実業団駅伝のほうが好きで、熱心に見ているし応援している。毎年疑問に思うのは、なぜ、大学駅伝は生放送なのに実業団駅伝は録画放送なのか。しかも尺が短い。ひどいときは5区が丸々カットされ、それではハイライトでご覧いただきましょうと省略されたりもした。去年に関しては1週間だか2週間後という始末。実業団のファンとしては悲しい。

 今回、東京オリンピックのマラソン代表は実業団選手である。実業団ルーキーではないのに、毎回箱根駅伝の結果や「箱根駅伝では~」という紹介文句ばかりである。彼らはニューイヤー駅伝や、実業団選手権やマラソン大会において、実業団のユニフォームを着て、実業団で練習を積んで勝ち得た結果なのに(中村選手は今でも大学で練習しているらしいので少し例外であるが)、大学時代の成績ばかり取り上げられる。たしかに、大学時代の練習も大きく影響しているだろうし、大切だけれども、実業団に進んでから頑張ったことをもっと取り上げてもいいのではないかと思う。

 しかしながら、世間的には箱根の知名度のほうが上なので、仕方ないことでもある。それでも、なんだか寂しい。実業団も実業団で、もっとファン獲得にいろいろ頑張ったりしてもいいのではないかな、と思う。学生時代華々しい成績でスターのように持ち上げられた選手が社会人になったとたん栄光や注目が一気に落ちるというのは、こちらもなんだか寂しい。陸上競技の観戦自体がマイナーなので仕方ないのかな。

 全日本大学駅伝に話を戻すと、最後までシード権争いや首位争いがもつれ込み、見ていてめちゃくちゃ面白かった。出雲に続き、今年の大学駅伝はどこか一強でそこを崩す、という感じではないので見ていてとても愉快だ。箱根駅伝も楽しみである。

 東日本実業団駅伝は、富士通がアクシデントでニューイヤー駅伝出場を逃すとのことで、大変残念だった。個人的に、塩尻選手や鈴木選手、佐藤選手などを元日群馬で見たかったという気持ちである。強い選手をたくさん抱え、会社サイドもファンクラブを開設したりとファンを大切にしているチームなのでとても残念。来年はきっと帰ってくるもう。

 年々東日本の枠が少なくなっているような気がする。12枠だったっけ?昔はもうすこし多かったような。気のせいだろうか。

 応援しているHondaは今年は全員日本人で、インターナショナル区間は大丈夫なのかとかいろいろ心配していたが2位でゴール。すごいなぁ。ニューイヤー駅伝も期待である。東日本実業団駅伝でいい順位だと、ニューイヤー駅伝もいい感じになる気がする。11月の残りの記録会も楽しみだ。

 放送は明日のようなので、明日もテレビに張り付く気がする。駅伝は楽しいが、見始めるとテレビの前から動けなくなってしまうのが難点だ。作業をしなければ。連休中に片付けたいものがまだいくつか残っている。芥川龍之介の『蜜柑』が気に入っているので考察でも書こうかと思っている。

 話は変わるのだが、夏に社会人MBAのOBの方との飲み会の席で、「あなたのそのやりたいことは一人よがりで、もっと他の人に還元しないとだめだ。その先が必要だ。」といったようなことを言われて、ずっと考えていた。なんかもやもやしていたのだ。で、最近結論に至ったのだけれど、研究は、自分が面白ければそれでいいのではないかと思う。私の考えが甘いのだろうか。一学生だからであろうか。面白ければそれでいいのでは。別に、他人にどう影響を与えるだとか、そんなことをはじめから考えたものなんて面白くないのではないか。身近な人を救いたくて製薬を、とか医者になる、とかそういうのは別にして。

 好きな小説に森博嗣氏の『S&Mシリーズ』がある。そのうちの『冷たい密室と博士たち』において、主人公・犀川創平が語る「面白ければいいんだ。面白ければ、無駄遣いではない。子供の砂遊びと同じだよ。面白くなかったら、誰が研究なんてするもんか。」というのが私の胸に強く響いている。

 研究費とかは別として、面白い研究であれば、(法律や良識やモラルの範囲内というのは最低条件として)いいんじゃないか。面白い研究を面白がってやって面白いものができたら、それがきっと誰か別の人への影響をもたらすのではないかと考えている。初めから他者を想定して行う研究は、手段と目的が逆なんじゃないとか考えてしまう。あんまり研究のことはよく分かんないけど。

 ここまでつらつらと書いておいてなんだが、単に初対面のおじさんに酒の場で説教じみたことを言われたことに対してイライラしているだけかもしれない。私が未熟なのはわかっているが、進学を頭ごなしに否定されたのも関係しているかも。うん。そうかも。