雑多

日記です。

火曜日のトースト

 今朝は何時に起きたのか覚えていない。多分9時過ぎには目覚めた。昨日は1日家事に追われて、なんだか疲れているのを覚えている。普段作らない弁当の用意など、慣れないことをすると疲れる。

 私は普段昼食はおから蒸しパンと豆乳もしくは野菜ジュースが定番なので、あまり弁当のおかずをせっせと作り、弁当箱に詰め、などという行為はしない。弁当箱を洗うのがどうも億劫だから、極力弁当箱を使いたくないのである。だから、ラップと紙パックジュースのように、捨てられるものを選んでしまう。前はコンビニでおにぎりを毎回買っていたのだが、なんだか調子が悪くなったので避けるようにした。朝と夜で栄養バランスは調整するとして、昼はこのメニューにおちついている。おからは水で膨らむので、結構腹持ちも良いのだ。

 連休も終わって平日である。しかし本日は休講であるため、今日は1日映画をみて過ごした。『南瓜とマヨネーズ』と『ピースオブケイク』を見た。なぜか2本。見たかった『シザーハンズ』は昨晩みることができたので、今日は邦画をチョイスした。

 まず、『南瓜とマヨネーズ』について、見ていて苦しくなる作品だった。27歳のツチダ(女性)と同い年のせいいち(男性)が同棲している話で、せいいちの音楽活動を支えるため、ツチダはライブハウスの仕事以外にキャバクラや愛人業をしていた。せいいち、まるでひも。ツチダが愛人業をしていることを知ったせいいちは働きだすようになり、二人の時間は少なくなっていく。そんな中ツチダは昔好きだった男ハギオ(オダギリジョー氏が演じている)と関係を持ち始める。みたいな話である。

 二人の男性の間に揺れる葛藤や、自分が頑張って働いているのに男は曲をなかなか作らない、など見ていて苦しくなる。カメラワークも綺麗で、全体的に暗めのトーンの絵が続くが、美しい作品だった。主演の女優さんのスタイルが良く、とても美しいので見とれてしまった。

 激しい性描写などはなく、そこまで後味は悪くない作品。見ていて苦しくなるけれど、あぁなんだか、こういうのも、あるよなぁ。と思う。バンドマンの恋人がいなくとも、「あぁ私なにやってんだろう。」みたいなことは、日常の中に何度もある。

 つづいて『ピースオブケイク』なのだが、ちょっと長い。私はあまり好きにはなれないと感じてしまった。性描写のシーンが無駄に長い、というか全体的に一つのシーンが無駄に長い。主人公が冒頭で別れた男性に言われた台詞を、作品中盤にて今度は恋人に対して言うシーンは、おお、と思った。今度は言う側に立つのか、と思うと同時に、冒頭にて主人公が行った行為が自分に返ってくるように思えた。

 一方、ゲストで色々な俳優が出てくるのでそれを探すのは愉快だった。宮藤官九郎氏が登場したときはテンションが上がった。ファンなので。銀杏ボーイズの峯田氏も登場する。彼の役はすごく面白いキャラクターをしている。いいなぁ。それと、松坂桃李氏が演じるオカマの天ちゃんも見どころの一つ。とてもかわいらしい。

 のんびり映画を観たり、キッチンの掃除をしていたら夜になっていて困る。明日は通常通り朝がとても早いので、今日は残りの活動可能時間が短い。芥川龍之介の『蜜柑』の考察は全然進んでいない。映画は1本でよかったかもしれない。